#8 ROUTE 66 BEER

Oct 05_4

前回書き忘れたんだけど、アンボイのROY'S CAFEにいかにもなルートビアが置いてある。店に入ってすぐ左のクーラーボックスの中。Route と Root を掛けたタイトル通りの商品名。
アメリカ人こういうの好きそうだな。→ Route 66 Sodas,LLC


ところでルートビアなんて飲まれたことはお有りだろうか。
飲み食いの類ではないが、日本人ならみんな知ってるアレと同じ味(風味)。
アレと同じ飲み物なんて考えられないんだけど、デザートマジックと言えばいいか当地ではゴクゴク飲めてしまう。いや、ヘタすると美味い。
バーガーのお供にルートビアを飲むぐらいな地元のおじさんにアレを土産で差し上げたら、ビニールを剥いて迷わず口の中に放り込むかもしれない。*アレに関してはお調べください。

さてこのアンボイは直径500m、高さ75mのアンボイクレーターという噴石丘がランドマークになっている。
アンボイの手前1マイルに案内看板があり、ビューポイントまで真新しい舗装道路が続く。この駐車場はクレーターまでのトレイルヘッドになっているようだが、利用者はどれほどいるんだろう。→ トレイルマップ

ルート66から少し入ったビューポイントより


ここを右に曲がればジョシュアツリー国立公園。いつかは訪れたい場所のひとつだ。


誰かの母校


たぶん50年ぐらい静止してると思う。



以下はアンボイより東の風景


これはハッタリと踏んだ。




何もないところだから道の横に立派な木があるだけでこのルートのポイントになっていた。
でも、そんな名所も倒木によってまた何もない砂漠に返る。これは在りし日のシューズツリー。
(ストリートビューが更新するまではご覧いただけます)


街そのものが場末のChamblessのさらに街外れ。当の昔の「RETREAT」


今年亡くなったあの人物だな、きっと。 アメリカって・・・


で振り返ればマザーロードのサンセット

今回は道なりにインターステートに合流したけど、本来のルート66はエセックスの先2マイルをBNSFとともに左に曲がりゴフズロード(Goffs Road)に入らなければならない。
しかし日没時間切れ。
誰かが言ってた。「旅の名残りは次回への招待状。きっとまた来ることになるよ。」
そうなると信じている。

日没後の砂漠を抜け、EXIT115よりインターステート40号線に乗ったころには辺りは真っ暗だ。
また雨も降ってきたな。でもバーストーからここまで、カリフォルニアのルート66を走り終えた実感がじんわりと湧いてくる。
この時、不安と自信のトレードオフが自分の中で起こっているのを感じたよ。まだ不安の方が大きいのは当然なんだけど。

ある程度の年齢になると不安を伴う事柄が少なくなってくるけど、これって錯覚じゃない?
社会的立場(大人の鎧、ある種の虚栄心ともいえる)が邪魔して今さらカッコ悪いこと出来ないという考えが、不安を伴う挑戦的なものを遠ざけているんじゃないかな。
40になっても世の中の1%すら経験していないのが本当のところだよ。
この旅は僕にできるいっぱいいっぱい。でももっとできる人はたくさんいるはず。
カッコ悪くてもいい。経験を得るということはそういうこと。僕は鎧を身に着けなくても平気なおじさんになりたい。

さて、今夜の宿はニードルズにあるチェーン系モーテル「Days Inn」。到着は19:20。
事前にHotels.comで予約していたのでコンファメーションナンバー(確認番号)を伝えてスムーズにチェックイン。
やっぱりモーテルはいいね。なにしろ車を降りたら部屋があるんだから。これはホント日本にもあればいいと思う。


本日の走行距離:273マイル(LA - Barstow - Needles)東京 - 滋賀ぐらいかな。
LAXからの累積走行距離:303マイル。



~ Mother road ~  Route66 #1
ルート66 バーストー(Barstow)からエセックス(Essex)までの写真をFlickr にまとめています。
もしご興味がありましたらご覧ください。




追伸.
Route 66 sodas を調べているときに、凄いソーダ製造会社を見つけたのでリンクを貼っておく。
その会社の古き良き少年は言う。「ベーコン嫌いなんているわけないよな、入れとくぜ! Y'all!」
Lester's Fixins Bacon Soda



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