#11 半タン給油に例外ナシ


Oct 07

予定通りならキングマンからセリグマンまでのルート66は昨日走っているところだ。でもいろいろあって(詳細は前回分にて)I-40でワープした。
希望としてはキングマンまで逆ワープして、のんびりルート66を味わいたいところだけど、今日は遅くとも日没1時間前にはグランドキャニオンのエントランスをくぐりたいと思っている。
I-40でウィリアムズ(Williams)まで行ってAZ64を北上した場合、グランドキャニオンまでは2時間が一般的だけど、僕の場合それは当てはまらない。
セリグマンの東18マイルまで残るルート66はどうしても走りたいし、時間と相談しながらアッシュフォーク(Ash Fork)やウィリアムズにも寄ってみたいのだ。
今日の日没は17:40頃だから、逆算すると13:00にはセリグマンに戻ってこないとダメだな。
この時点で逆ワープはキッパリあきらめた。あとは何処まで走れるかだ。
事前の下調べでピーチスプリングス(Peach Springs)からグランドキャニオンウエストまでインディアンルートがある事を知った。今後のためにも、その入り口ぐらいは見ておきたいな。

なんてことを考えながら、本来の順行ルート(シカゴからLAへ)でルート66を走り始めた。燃料計が最後のひとメモリを指していたが、この時はさほど気にも留めなかった・・・。



HISTORIC ROUTE 66 MOTEL の朝。出発は9時前だったか。






トポックから離れていたBNSFと再会。こちらが山越えのルート66を走っている区間はI-40と並走し、キングマンからは逆にルート66と並走していたから、此処セリグマンで再会したという訳。



昨日の夜、たくさんのミニカーと一緒に買った食べ物でブランチ。いつでも食べれるようにモーテルで紙コップに小分けして持ってきた。ボトルビールの空き箱にちょうどスッポリ入ったよ。
こちらは6枚切りの食パンも8枚入りのスライスチーズもない。パンはウォルマートでいちばん少なかった22枚切り、チーズは多すぎてもう忘れた。プチトマトはこの旅で何度も買った。完熟なので傷みは早いが美味い。



雲の下に影みたいなものが見えるでしょう。じつは雨なんだけど、地上まで届かないらしい。乾燥が激しいので地上に着く前に蒸発してしまうそうだ。
ところでさっき給油ランプが着いたけど、ぜんぜんあわてない。もうすぐピーチスプリングスに着くからね。



ピーチスプリングスに着いて焦る。  ガスステーション、ガスステーション、、、ガス、、、
なぜかワラパイ族居留区(ここより立ち入り禁止)に。この先に許可無く入ってはいけない。



ガスステーション、ガスステーション、、、ガスス、、、・・・無いね。
今思えば、結構テンパっていたはずだ。小さい街ではあったが写真が全然ないから。iPhoneにも無い。



でもここまで来たのだからグランドキャニオンウエストへの入り口、インディアンルート6 は見ておこう。



サイロかな。遠くからはティーピーにも見えたんだけど。
ちなみにピーチスプリングスはワラパイ族居留区の南端に掛っているインディアンの土地だ。
ここから直線でたった15マイルのところに大渓谷とコロラド川が流れている。



インディアンルート6 をちょっとだけ走る腹ペコ号。セリグマンまで約40マイル。警告灯が着いてから20マイルぐらい走ったから、たどり着けない可能性がある。ただ、ピーチスプリングスの手前12、3マイルのところで INN の看板を見たのを覚えている。ここよりは希望が持てそうなのでとりあえず引き返すことにした。



ここがそうなんだけど。「CAVERNS INN」。洞窟の宿・・・。



下調べでは見覚えが無いんだよな。



なにやら旧車(オブジェ)が野ざらし展示。



ポンプもオブジェ(汗)。



と思ったら、端っこにあったよ、今風の給油機。往きには気がつかなかったな。カウンターで$40を支払い、ようやく給油。残量が2/3以上に戻ってひと安心。
ちょっと怪しいが、ここは本当に洞窟が売り物の施設だった。「Grand Canyon Caverns」のサイトによると洞窟のレンタルや、パーキングで旧車ミーティングなどが行われている。
今回は時間が無かったが、次の機会には洞窟を覗いてみたい。



カーズ、レッドのモデルを見つけた。これは間違いないでしょう。







カフェ&ダイナーには2人のBetty Boop



キッタキタスッパスパシェビー







13:30 到着。往復78マイル、4時間ちょっとだったが、セリグマンが故郷のように思えた。





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